はなたまごの詩

 
ある日、ハッピーバードさん、はなバードさん、グリーンバードさんの3匹で○○の森に探検に出かけました。
○○の森の中を歩いていると、ある大きな木にでくわしました。


その大きな木を見上げてみると、今までに見たことのない 大きな大きな実が実ってました。
何にでも興味を持つ3匹は、あの実の中に何が入っているのか知りたくなり、大きな大きな実を落とそうと考えました。
けれど、とても高い所に実があるのでジャンプしても、3匹で肩車してもぜんぜん届きません。
途方にくれる3匹。

そこへ森の天使さんがふわふわと飛んできました。
「何をしているのですか?」天使さんが3匹に尋ねました。
「あの大きな大きな実を採りたいんだけど、
背が低くて届かないんだ…。
天使さん、一つ獲ってもらえませんか?」はなバードさんがお願いしました。
すると天使さんは
「いいですよ、今日1ついい事をすると約束するのなら採ってあげましょう。」と言いました。
3匹は天使と約束をして、大きな大きな実を採ってもらい、
それを家に持って帰ることにしました。

帰り道。
「いい事ってなんだろうね〜?」
グリーンバードさんが実を転がしながら言いました。
「いい事ってどんな事だろうね〜?」
はなバードさんも言いました。
「きっと、誰かを喜ばせて、笑顔にさせることじゃないかな?」
ハッピーバードさんが言いました。
きっとそうだっ!きっとそうだ!
・・・でも、、、
どうしたら喜んでくれるのかな???
3匹は考えました。。。
が、なかなかいい考えが思いつきません。。。

どれくらい歩いたでしょうか、夕焼けに空が染まる頃、3匹はお家に着きました。
さぁ、たまごを開けてみよう!!
中にはどんなごちそうが入っているのでしょうか。
お腹の空いた3匹は、わくわくしながらたまごを叩いて開けました。
すると中には・・・ まぁ、きれい!!なんて素敵なのでしょう!!
とてもいい香りのする、きれいなきれいなお花がたくさん入っていました!!

3匹は笑顔になり、しばらく見とれてしまいましたが、
お花は食べることができません。3匹はがっかりしてしまいました。
「そうだ!このたまご、お母さんにプレゼントしようよ!
きっと喜んでくれるよ!」
ハッピーバードさんがひらめきました。
「賛成!!それは、いい事だね、天使さんとの約束も果たせるね!!」
3匹はさっそくお母さんにプレゼントしました。
たまごをもらったお母さんは羽をパタパタさせて喜び、
その日の夜ごはんはごちそうを作ってくれました。 おしまい。